はじめに
東京タワーやレインボーブリッジなどの作品で知られる、世界的照明デザイナー石井幹子(もとこ)さんが、10月1日放送の【新美の巨人たち】に出演します。
そこで今回は、石井さんのプロフィールや家族、作品などについて調べてみました。
石井さんが、イルミネーションやライトアップなど『日本の夜景に革命をもたらした』凄い人であることが改めてわかりました。
作品の画像もご覧いただけます。
よろしければ一緒に確認していきましょう!
石井幹子さんのプロフィール
生年月日 1938年10月15日(83歳)
学校 東京芸術大学美術学部卒業(1962年)
父 竹内悌三(元サッカー日本代表)
配偶者 石井紫郎(東京大学名誉教授)
娘 石井リーサ明理(照明デザイナー)
栄誉 紫綬褒章(2000年)
文化功労者(2019年)
東京都名誉都民(2020)
娘の石井リーサ明理さんも、東京芸術大を卒業し修士課程を修了、現在照明デザイナーとして内外で活躍されています。
主な作品
【国内】 東京タワー
レインボーブリッジ
皇居外苑
日本武道館
横浜ベイブリッジ
明石海峡大橋
姫路城
など多数
【海外】 ジェッダ迎賓館(サウジアラビア)
パンパシフィックホテル(シンガポール)
上海ワールドフィナンシャルセンター(上海)
など多数
世界的な照明デザイナーに
石井さんは幼稚園から高校までをお茶の水女子大学付属に通い、大学は東京芸大に進みました。
学歴からは、高校までは当時の日本の女子の中でも最高水準といえる教育環境で、勉学に励んでいたことがうかがえます。高い教養を身に付けた才女であったであろうイメージが浮かんできます。
大学は東京芸大なので、高校時代以前から芸術の道に進む意思を固めていたものと想像できます。
色彩などの感覚、素養にも優れていたのでしょうね。
大学を卒業後、照明器具のデザインに携わる仕事に携わり、1965年から67年かけて海外の照明設計事務所に勤務したそうです。
石井さんが大学を卒業したころ日本は東京オリンピックの開催前後で、高度成長の最中にありましたが、現在のようなライトアップやイリュミネーションで、景観を演出する技術・文化はまだ発達していなかったのでしょうか
海外で照明デザイナーとして活躍していた石井さんですが、1989年に東京タワーのライトアップを手掛けたことで一躍脚光を浴びました。
その後、数々の作品をプロデュースし、日本の夜景に革命を起こしていきます。
現在では、街のイルミネーションや、建造物のライトアップは普通にみることができ、その美しさ、幻想的な空間は日常に溶け込み、慣れ親しまれています。
自然がもたらした美しい景色とは違った、『装飾された美』の世界。
どちらも私たちに大きな感動・喜びを与えてくれるということでは一緒です。
私たちがこうした感動を日常的に味わうことができるようになったのは、石井さんのおかげによるところが大きいのですね。
作品紹介
石井さんが注目を集めるきっかけとなった「東京タワー」など作品のいくつかをご覧いただければと思います。
エッフェル塔は娘の石井リーサ明理さんとの共同作品です。
東京タワー
レインボーブリッジ
尾道・西國寺
エッフェル塔
まとめ
石井幹子さんについてみてきました。
石井さんは、イリュミネーションやライトアップなどの景観照明の分野で、日本の夜の景色に大きな変革をもたらしました。
今年84歳になりますが、まだまだお元気で創作にも意欲的とのことで、凄いとしかいいようがないです。
娘の石井リーサ明理さんも幹子さんと同様、照明デザイナーとして世界的に活躍しています。
これからの季節、クリスマスや年末年始に向けて、夜の景観を楽しめる機会も増えそうです。
お二人がプロデュースする夜景をリアルで観たいと思いました。
今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント