こんにちは、kazuです。
ジャニーズ事務所は4月21日、故ジャニー喜多川元社長の性加害疑惑の問題に関し、
所属タレントに聞き取り調査を行ったと発表しました。
これまで、この問題に関しほぼ沈黙を続けていたジャニーズ事務所が、聞き取り調査を行ったり、それを公表するのはかなり意外な気がします。
あながちポーズでも無さそうです。
今回の件についての理由や背景、今後の展開などを考えてみたいと思います。
ジャニーズ事務所の聞き取り調査・公表の背景
4月12日に元ジャニーズjrの岡本カウアンさんが、ジャニー喜多川氏から性被害を受けた件で記者会見を行いました。
この時は海外では大きく取り上げられたものの、国内大手メディア、
特に民放各テレビ局は完全にスルー、ジャニーズへの忖度の問題の根深さが指摘されていました。
しかし、ネット上では「事実だとすれば極めて重大な人権侵害問題」との声が次第に高まっていて、
スポンサー離れなど、放置していた場合のジャニーズ事務所の信用失墜のリスクが現実のものになりつつあるという、危機感の表れと言えると思います。
世論の動向を見ながら、後追い的ではあるものの、
何らかやってます感を出さないとまずい、という空気に変わってきている様子がうかがえます。
当初はこのまま時が過ぎ、ほとぼりが冷めるのを待つ、という算段であったかと思いますので、
かなり大きな方針転換のように思えます。
ジャニーズ事務所が恐れる今後の展開は?
聞き取り調査は社内のヒアリングなので十分ではないことと、現時点では問題はない、
と回答しているので信憑性に疑問はあります。
半分はポーズとも言えそうです。
今、ジャニーズ事務所が恐れているのは
- 現役の大物タレントが性被害をカミングアウトする
- 退所した(知名度の高い)タレントが性被害をカミングアウトする
- ネットの声が無視できなくなるほど大きくなり
- スポンサー離れが始まる
- テレビ局の忖度も限界となり、報道を始める
こうした流れが進むことではないかと思います。
現実的に報道番組のMCを務めたり、出演している所属トレントは、今後非常に使いにくくなっていくのではないかと思います。
じゃニース事務所に今回の発表につてのまとめ
- 今回、ジャニーズ事務所がヒアリングを行い、公表したことは意外な展開
- ネットや海外からの批判が収まらず危機感を感じている表れか
- 所属タレントや元所属の大物タレントがカミングアウトすると危機的状況も
- そのリスクを踏まえ、コンプライアンス体制の構築となどやってる感を出す必要がある
- 当面は世論の動向を見ながら、少しずつ後追いでの対応が続くと思われる
タレントさんたちがこの問題で活動しにくくなるような事態は避けてほしいですね。
報道番組に出ているタレントさんたちは非常につらい立場にあるのではないかと思うので、
事務所の説明責任が問われていると思います。
今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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