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日浦八段の弁明の機会はいつ?3か月対局停止処分は実質お咎めなし?

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日本将棋連盟は2月13日、マスク鼻出しの臨時対局規定違反により3対局連続で反則負けとなった、日浦市郎八段に対し対局停止3か月の懲戒処分にすると発表しました。

今回の処分はある意味穏当な内容だったのかなと思われます。

処分内容の日浦八段への影響、日本将棋連盟の事情や背景などについて考察しました。

最後までご覧いただけると幸いです。

また、こちらの関連記事もよろしければご覧ください
▶日浦市郎八段の最近の成績は?、引退・休場か?【マスク反則2回目】

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3か月の対局停止処分は妥当?

日浦八段は1月10日、2月1日の対局に続き、2月13日の対局でもマスク鼻出しにより反則負けとなりました。

この経緯から、次回以降も対局をした場合、これまで同様にマスク着用規定に違反し、反則負けとせざるを得ない状況が想定されました。

これ以上反則負けを繰り返した場合には、何も対処をしない日本将棋連盟に非難の矛先が変わる可能性が高かったので、内容はともかく処分をすること自体に意味があったのだと思います。

対局停止の期間が3か月というのも現実的で妥当な線だったのではないかともいます。

将棋界では例年3月~5月は対局が少なく、『シーズンオフ』のような期間となります。

特に日浦八段は3回の反則負けを含み、現在10連敗中と絶不調にあることから、そもそも対局の予定が少ないこともあり、3か月の対局停止による実質的なダメージはほとんどないといってもよいかと思います。

(将棋の棋戦はトーナメント方式が多く、勝たないと対局は増えない仕組みになっている)

また、政府は3月13日からマスク着用は個人の判断に委ねるとの方針を決定しているため、日本将棋連盟のマスク着用に関する臨時対局規定も、向こう3か月以内には緩和・廃止の方向にあると思われます。

少なくとも鼻出しで反則負けになる現在のルールは廃止されると思われます。

なので、日浦八段も次回以降の対局では、『振り上げた拳を降ろす』というをする必要はなく、心機一転対局に臨めるということになりそうです。

  • 連盟としては『ちゃんと処分はした』
  • 日浦八段としては『実質お咎めなし』の内容
  • ルール自体が(おそらく)廃止されるので、この問題自体終結する、今後蒸し返すこともない

ということで、誰も傷つかずに幕引きを図ったともいえそうです。

また、3か月以上の停止処分にした場合には、日浦八段の経済的・その他損害は非常に大きくなることから、訴訟になる可能性が高かったと思われます。

その場合は、日本将棋連盟もかなり大きなリスクを負うことになるので、そこまで踏み込む合理的理由はなかったということだと思います。

更にいうと、このマスク対局規定が緩和・廃止されない場合、他の棋士による同様の反則行為や規定の改廃の声が上がることも想定されました。

有力棋士から声が上がると、連盟としても無下にはできず、早晩緩和や廃止の議論になることは必然ともいえます。

つまり、連盟としてはこれ以上もの問題を長引かせるメリットはなく、対局規定を見直すことを視野に、この問題を実質的に消滅させることができたといえそうです。

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日浦市郎八段の今後は

今回の処分で、引退や休場に追い込まれる事態は回避された日浦八段ですが、

ある意味で、『不問に付す』という処分に近い内容だったので、失うものは少なく、ラッキーだったといえます。

先ほども言いましたが、振り上げた拳を自ら降ろすことなく、矛をおさめてもらった、ということなので、ある意味で連盟に恩義を感じているかもしれません。

反則負け自体が目的だったとも思えないので、『助かった』と感じているかもしれませんね。

現在10連敗中と極めて不調な状態ですが、まずは心機一転来期の復調を期待したいと思います。

しかし、可能性は低いと思いますが、本人は納得していないかもしれません。

報道では日浦八段に弁明の機会を設けるとしていますが、これから設けるのか既に終了しているのか詳細は分かりません。

本人が納得できておらず、気力(棋力ではなく)の向上が困難な状態が続くのであれば、引退や休場する可能性もまだ残され散るかもしれません。

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まとめ

日浦市郎八段の対局停止3か月の処分についてみてきました。

  • 日浦八段協会双方にとって、この問題をこれ以上引きずっても得るものがないという合理的判断から、穏当な結論だったといえそう
  • マスク規定自体が改廃される方向性が見えているので、マスク問題が今後起きることは無さそう
  • 日浦八段としては、失うものがほとんどないと思われるので、心機一転、盤上の充実に期待したい

今回は以上です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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